第25回八都県市合同防災訓練



 9月1日は防災の日、というわけで八都県市合同防災訓練 横浜会場に行ってきました。
場所は横浜市中区南本牧3 いわゆる本牧ふ頭、そこの埋め立て中のブロックが会場です。JR根岸駅からシャトルバスが出ていました 時間にしておよそ20分、かもめ町のバス停から歩く覚悟をしていたので助かりました。会場到着は10時半、訓練開始は11時です。

今日は湿度がいくらか低いとはいえ暑い! 雲ひとつ無い快晴 悪いことに風もほとんどありません。


 訓練は大きく3つに分かれていました。第1ステージは、消防団レベルまでの住民による避難救助訓練 ボランティア 救助犬 日赤等が登場しますが どうしても間延びしてしまう感は否めません。
 第2ステージは 最初は偵察です 阪神大震災の際出動が遅れたことが問題となった空自のRF-4偵察機が飛来しました、海保 陸自 県警 消防のヘリが状況確認の為に飛来 消防 県警 陸自のバイクによる状況確認 ずいぶん濃密ですな・・・。
 第2ステージは 民間協力が主でした。 神奈川県土木協会による道路復旧 神奈川県トラック協会による緊急物資輸送 重機とトラックのパレードですなこれは・・・。
 郵便局による臨時ポストの設置 避難所への配達・・・民営化してもこれ やるんだろうか?

 

 引き続き第2ステージ 公共機関 ライフライン関係の企業の訓練。 道路局 日赤 東京電力 東京ガス NTT 下水道局 水道局・・・ JR以外の緊急車両全部見れてしまったようです。
 目の前で水道局の漏水箇所の修理の展示が行われましたが、水量出しすぎです 客席までとどいていました・・・。

 

 第3ステージは 消防警察自衛隊海保による救助活動 ものすごい数の車両です 横浜市消防局だけでなく 協定を結んでいる東京 千葉 愛知からの消防 警察の救助隊 陸上自衛隊の車両人員で、海で海自 海保 水上警察が活動しているはずなのにもはや見えません。 さらに建物火災の煙が大サービスらしく、奥で活動中の消防隊がまったく見えません 大混乱 客はどこを見ればいいのでしょうか?

 ↑小泉首相が途中あらわれました 空自のシュペルピューマヘリが飛んでたからなんだろうと思っていたんです あれVIP輸送用だから、どこかの会場に必ず来るとは思っていましたが横浜会場でした。 首相はあいさつで「備えあれば憂いなし」を4回も5回も話していました。

 阪神大震災や最近の大雨等の教訓により、住民レベル 民間レベルの訓練が前面に出ていました 良いことなんでしょう 大災害時には警察消防自衛隊等では、まったく手が足りないのはわかっているのですから。
 また阪神大震災の際 当時の村山首相の無策による遅れた航空偵察も念入りに行われていました。 横浜という地形上、海からの輸送も行われ見ていて面白かったです。 ですが第1、2ステージの住民 民間訓練におされて 第3ステージがものすごいことになってしまいました あっちで消火 こっちで救助 そっちで溺者救助 むこうで初期治療 、建物は燃えている 船から油が漏れて燃えている 車が燃えている 同時進行で実戦的ともいえなくもないかな・・・。 

 押入れの中の、非常持ち出しの荷物を整理しようかなと思う、そんな一日でした。


                                 04.09.01     米兵人