総火演 その3
AH-1S AH-1Sの射撃 今年もTOWの発射がなかったな。
AH-1S OH-6 今回お気に入りの一枚。
スタンド席の位置からの向きが良かったのかAH-1S OH-6ヘリが正面からまとまって撮影できました。
92式地雷原処理車 ある意味 総火演の隠れた主役 92式地雷原処理車。
92式地雷原処理車 今年は92式地雷原処理車 自ら煙幕発射していました。
92式地雷原処理車 92式地雷原処理車のロケット発射。
92式地雷原処理車  このロケット弾はサイズが大きいうえに速度が比較的遅いので良く見えます。
92式地雷原処理車 地雷原処理の爆発。
90式戦車  90式戦車の射撃。これだけ戦車が並んでいるとちょっとうれしいです。
(HEN撮影)
90式戦車 90式戦車の射撃。
(HEN撮影)
フィナーレの煙幕発射 その1。
(HEN撮影)
フィナーレの煙幕発射 その2。
(HEN撮影)
フィナーレの煙幕発射 その3。
 この頃忙しいんだよなわかっていても装甲車両群の煙幕 各種ヘリのフライパスとどこを撮影したら良いやらになってしまいます。
90式戦車回収車  今回は珍しく90式戦車回収車が活躍 例年ですと装備品展示にアーム伸ばしている姿を見ることが多い車両ですから。
90式戦車回収車  87式偵察警戒車を牽引していきました 良いもの見せてもらいました。問題は本当に故障していたのか 回収作業を見せようとしていたのかがわからないのですが。
 帰りも徒歩にて高塚駐車場へ移動。演習終了間際から雨が降り始めて駐車場まで移動の間はそれなりの雨が降っていました。 ウラ技は残念ながら効力は発揮できなかったんですが・・・。
96式 帰りは渋滞しているであろう御殿場方向を避けて 前年同様裾野方面へ抜けました。道中すれ違う渋滞の列には陸自車両も含まれていました。
 今年も総火演にいってきました。今年の総火演の入場券は駐車場付の倍率が41倍 ネット抽選が17倍の狭き門になっていたそうです。我々も多数の往復はがきで応募したのですが残念ながら全滅で しかたがないのでオ○って当選ハガキを入手しての見学です。

 今年の参加人員はHEN こーぢ つぎつぎ 米兵人の4人で出かけました。午前1時に基地に集合この時間は普通に雨が降っていましたが とりあえず気にもせずに出発、過去の経験からというか最近の合言葉「行かないで後悔するより行って後悔しろ」です。途中コンビニで食料を補給し厚木ICより東名で御殿場へ順調に進んで今回のウラ業を試すための種を仕込むために、一度2時40分ごろに演習場ウラに到着 帰りに早く駐車場から出れるようにハンディーバイクを近くに隠してきました。その後3時ごろに高塚駐車場近くに到着 開門待ちの長い列ができていました付近で駐車場ゲートが空くまで待機し、4時の開門と同時に駐車場に突入(この時間にテントなどを広げての待機はすばやく移動できないのであまりお勧めできませんな)ただちに徒歩で演習場に移動開始この頃は小雨が降っていました 徒歩の移動はほぼ先頭グループといったところでした。坂道をおよそ1時間ほど歩いて5時に演習場に到着 日ごろの運動不足がたたり大汗かきながらの夜間行軍となり雨が気持ちいいくらいでした。5時5分にはスタンド席最上段とその前を確保できました。タクシー組みやらが多いようで案外スタンド最上段と右側縦列とシート最前列は埋まりつつある状態でした。

 5時くらいには試射の為の車両移動がはじまり6時過ぎには試射がはじまりました、この頃は霧が濃くて目標どころか演習場内の戦車すら霞んでいます・・・やや不安をおぼえましたが6時半ごろから風向きが山からの風に変わった頃から霧が晴れてきました寒いくらいの気温でした、防寒着を兼ねた雨具を着込みますやはり総火演の見学にはありとあらゆる状況を想定した装備が必要です。演習場中央に90式戦車が集まり実弾を発射します本番より群れていてうれしいのですが、いかんせんどれが発砲するのかがわからないのが困ります。また最後には90式戦車回収車が活躍 87式偵察警戒車を牽引していきました珍しいもの見せてもらいました。
 本番前にVIPの入場、富士学校長から防衛庁官僚トップ 額賀防衛庁長官まで この際最後だから首相も来ればよいのにと思いつつ眺める 今年も国歌斉唱国旗掲揚がありませんでした少なくともここではそんな気遣いは無用だと思いますが・・・? ほぼ予定通りに前段演習開始 10時37分に航空支援 例によって天候不良につき飛来せず今年はF-4EJ改ではなくF-2だったそうなので残念です 内容は昨年とほぼ同様でした遠距離火力として特火群の榴弾砲の射撃 今年は目標の三段山付近が視界がクリヤでなかったのでちょっと残念 中距離火力の迫撃砲 各種誘導弾の射撃 指向性散弾による風船の爆破 AH-1Sによる機銃射撃 装甲車群の射撃 普通化部隊の射撃 90式戦車の射撃と進みましたが 空挺団による空挺降下は天候不良によりキャンセルになりました。

 後段はヘリボン行動 ヘリ部隊により偵察部隊の輸送 その援護射撃 軽装甲機動車等の空輸 普通化本体の輸送と盛りだくさん 今年はAH-1Sの飛行パターンが少し違ったのか写真に他の輸送ヘリ等の後方を飛行しているのが多く撮影できました。 その後は対機甲戦闘 今年は右側射撃台で74式90式戦車ともに稜線射撃していました。最後は戦車部隊装甲車両部隊の突入煙幕発射 各種ヘリ部隊のフライパスによるフィナーレで演習終了 終わり頃に雨が降り始めていました。

 終了後荷造りして帰還の準備 こーぢは自転車による移動の為一足早く出発、雨が降り始めたせいか みんな一斉にバス乗り場へ移動開始したために大混雑でした 我々は急がば回れの基本理念に従いAスタンドまで進み大回りして道路に出ました 歩いて帰るからと自衛隊さんに伝えて道路に出してもらって 朝来た道を雨の中歩いていきました。下り坂のせいかおよそ45分程度で駐車場周辺に到着 この頃先発したこーぢが演習場から出れずに遅れていたために林の中で待機 結論としては小細工無しで行きも帰りも歩くのが吉だと思いました。 まだ高塚駐車場行きのシャトルバスが多数来ていない状態で我々は駐車場に到着していたので らくらくと渋滞もせずに駐車場から脱出できました。 帰りは前年と同じく渋滞を避けるため御殿場方向を避け裾野方向へ移動 さらに短縮するために東富士演習場の外側の舗装されていない道を国道246を目指しました 少々走行していると不安を覚える道です。東名もそこそこスムーズに進み16時くらいには基地に到着 清算とデータのやりとりしてから16時半くらいに解散となりました 前日から長々とお疲れ様でした。

 結論から言えば面白かったです 天候は演習の間はほぼ大丈夫で視界もそこそこあり 早朝は寒かったですが暑くもならず過ごしやすく見学は楽でしたし 射撃はきちんと見れたので良かった良かったと 曇りだったのでカメラは感度上げても思うようにシャッター速度が上げられないのが難点だったくらいでしょうか? いわゆる戦車の発砲炎を撮影するには発砲のタイミングがわかる受信機があるとよさそうです(今回はご近所の盗み聞きしていましたが・・・) シャッター速度が速いカメラ(HENの新型カメラは真価を発揮しました) 容赦なくシャッターを切るための大容量高転送速度のメディアとそのデータを逃がすストレージやモバイル機が欲しいです。それからスタンド席で落下物に要注意で!!

 それから最初のテルテル坊主ですが御殿場では真価を発揮しませんでしたが ぶら下げていた自宅周辺では雨が降らなかったそうで効果は一応あったようです・・・・持って行けばよかったな・・・。

 〇最後に総火演メモを
・天候はどうなるかはまったく予想がつかないから 雨具(傘は役に立ちません防寒にも使えるからカッパを 荷物を守れる見栄えは悪いポンチョも良いかと)は当然としても 暑さにそなえて帽子タオルサングラス日焼け止め 寒さに備えて防寒着 荷物やカメラ等も防水対策しましょう。(まとめると荷物それなりになってしまいますが必要です)
・駐車場から歩くのは有効な手段かと思いますが(それなりに坂道ですから覚悟はしてください) ルートの確認 夜間行軍に備えて懐中電灯は必須です またルートはタクシーや自衛隊車両も多数走っているから リフレクター付のカバンやLEDのテールランプ等もあると良いでしょう。ルートには住宅もありますから静かにするのはもちろん交通安全で。
・受信機があると射撃タイミングがわかり(特に早朝の射撃の際は)写真撮影では極めて有効です。
・見学席は敷物というよりアウトドア用品の座布団があると良いでしょう 見学席は濡れていたり座り心地悪いですから 長期の待機では有効です。
・トイレはEスタンドやDスタンド後方は混みやすいので 急がば回れではないですがちょいと遠いAスタンド裏のトイレまで行くのも1つの手では 一番よいのは人とタイミングをずらす演習中は空いてはいるんですが・・・・(前段後段の間は特に混みます)
・雨で濡れる 大汗をかくつもりで着替えがあると良いでしょう 車の中に置いてあったりすると安心です。
・どうしても待機時間が長くなるので 演習開始時間まではもとより トイレ待ちバスの乗車待ち等もですが 気長に待てるテンションとおおらかな心で出かけましょう。

                                  2006.08.30 米兵人

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