さてフィールドテストといってみましょう。
本日はみぞれがたまに混じるような天気 気温はなんと3℃ 水温は8℃とかなり過酷 テスト日和?(自作シャベルで地ならししました)
燃焼中 風防の隙間からアルコールバーナーの青い炎が見えます。
寒すぎるせいか風が強いせいか 気がつくと火が消えてしまいます 数回のテストを行い アルコールを側面の穴のちょっと下までの一杯一杯まで入れて点火して1〜2分そのまま燃焼させ十分にアルコールが温まり燃焼が強くなってからシェラカップを乗せて燃焼されると成功し 13分ほどかけて90℃超えました。 寒いのでお湯は梅昆布茶にして飲みました。
あまりの寒さに人間のほうが根を上げてしまいました 寒いので実験は室内で続行します・・・・。
この自作アルコールバーナーはゴトクも兼ねていますのでこんな感じに側面から炎が出ます。
室内でも(今日は室温も8℃でしたが・・・)13分かけて沸騰しました。
中のアルコールが沸騰してくると このくらい炎が吹き出るようになります。
せっかくなので非常食の試食といってみましょう。
アルファー米の保存食ごはん(アルファー食品)に沸かしたお湯を入れます。 お湯の量は160mlですからシェラカップで沸かしたお湯で調度良いです。
お湯なら15分(水なら60分)で完成 炊きたてご飯と同じとはいきませんがちゃんとしたご飯が出来上がりました。量もお茶碗2杯分と満足な量です。
ご飯が出来上がるまでにその間にもう一度お湯を沸かして味噌汁を作ります 即席味噌汁パックが手元になかったのでネギと油揚げの味噌汁を普通に作りました。(時間稼ぎには調度良かったです)
そして出来上がった自作アルコールバーナーで作ったメニュー。 アルファー米のご飯(これで半分くらいです) 味噌汁 ツナ缶(ツナマヨ醤油かけ) なんやかんやで1時間近くかかって完成 それでも暖かい非常食が完成しました。
BANDA FAKUTORYの忘年会は12月29日に参加者6名にて八王子にて開催 不況下の仕事やら家庭の状況の変化やらを話しながら酒はちゃんぽんで 二件目の焼き鳥屋はしごして平成20年の幕を閉めました。

防災用の熱源として固形燃料が有力なんですが 小型のクツカーとの組み合わせもいくつかできましたが 俺的に唯一の欠点がススが出てクッカーの底が真っ黒になってしまうことがあり(洗えば落ちるんですが) そうなると次はアルコールバーナー しかも自作の小型を作ってみようと色々試作 まぁ極端な話アルコールバーナーなんてものは入れ物にアルコール入れて火をつければ燃焼するのですが なるべく小型でゴトク不要なものが欲しくてまずリアルゴールドの空き缶を加工して作ってみました(手ごろな小さいアルミ缶だったんで) 缶の開口部にクッカーをのせると当然酸素が供給されないので火は消えてしまうのですが 穴の開け方をいくつかパターンを変えて作ってみました うまくいきそうだったので徐々に小型化させ最終的に直径45mmにまでなりました(加工は会社であれば簡単でしたが切って穴を開けるだけですから むしろ材料を探すほうが面倒で・・・) これならシェラカップの中に楽々入ります!
これによりシェラカップ一つで完結する防災用品クッカーと熱源のセットを作ってみました。ハロキャップ スノーピークのシェラカップ チタンボール 小物類 自作アルコールバーナー(風防用のアルミホイル ナルゲンの30mlのボトルとセット) エバニューの先割れスプーン アルコールバーナーのベース用にペンキ缶のフタ ろうそく アルミホイル キッチンペーパー スノーピークの和武器 アルミ針金 LEDライト 自作ステンのシャベルと組み合わせてみました 上手いことまとまりました。
ようやくフィールドテストを行いましたが あまりの寒さにめげてしまい 途中で屋内でのテストに変更になりましたが実験続行。アルコールバーナーは寒さと風に弱いというのを改めて実感 防災用品としてもキャンプ用としてもやや力不足ですが 時間はかかりますが暖かい食事を作る事ができました 非常食のメニューをアルファー米中心におかず 味噌汁という組み合わせならなんとかなりそうですし アルファー米やカップラーメンみたいにお湯を沸かした時点で調理終了みたいなメニューを選ぶば暖かい非常食が食べられそうです。

防災用品は小物類が箱や袋の中にまだまだあるので フィールドテストを行いながら今後も吟味していく予定です。

                                                                 2010.01.09  米兵人